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牛と前田さん
- 2008-12-02 (火)
- dailylife
色々と牛の絵と格闘しています。
牛の絵を描くと思い出す、小学2年生の時の写生大会。
近所で飼われていた牛の絵を描くことになった。
下書きで先生にOKをもらえないと、絵の具を使った本番にうつれない。そんなシステムだったように記憶してる。ただ、僕はどうしても牛の顔が上手く描けず、何度も何度も先生に見せにいっては×をもらった。特にこだわりを持っていたわけじゃないけど牛の顔は全部横向きだった。
気分転換に人の絵をふらふらと見にいった。
前田さんの所で立ち止まった。
牛の形を上手にとらえた下書きだった、牛の顔、体は正面向きだった。
あ!上手!と素直に感動したと同時にこれだ!と思った。パクったれ!と
その後、自分の陣地に戻り下書きを再開した。今まで通り、牛の体は横向き、そして前田さんからいただいた牛の顔は正面から、早速先生に絵を見せにいくと一発でOKが出た。
その後絵も出来上がり、学校の廊下に張り出されると特選(一番良い)をもらった。
自分では思いっきりぱくった印象が強かったけど誰からも指摘はされなかったから、そんなに似ていなかったのかもしれない。結局、前田さんは銅賞だった。
前田さんはとても綺麗な字を書く子で勉強もできて足も速くて正義感が強くて何よりやさしい子だった。加えて品があって可愛かった。おそらく美化してると思う。きっと美化してる。
その頃は気づいていなかったけどあれが初恋だったのかな、2年生が終わると前田さんは引っ越してしまった。何処かへ。
その後は校内での写生会では全部特選か金賞だった。毎回下書きでは苦労して、こりゃだめだぁと思ってた。色を塗るとグンと良くなった。悪く言えば色でごまかしてた。たまに県の何かで何かをもらったり、また何かで絵が韓国までいくとかいかないとか、結局手元にはないのでいったんだと思う。
きっとこの頃から絵の上手いキャラが定着したんだと思う。もちろん今では自分が絵が上手いとか才能があるとかそんなんは全くない。ただ、前田さんの絵を見ていなかったら少しは人生が変わっていたのかなと思う。
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